各サイズごとに統一された製品幅。RIKENのExp.J.C. ビルジョンEシリーズは、エキスパンションジョイントカバーとしての基本性能に加え、意匠性と経済性に優れたエコノミーシリーズです。
■ 50㎜~200㎜用まで、専用ブラケットの採用で、シンプルに統一された製品構造を実現。
取付が簡単で施工がスムーズに進み、工期を大幅短縮します。
■ クリアランス内に部材を入れない構造で、躯体の精度に影響されず取付ける事が可能です。
■ 50・100mm用はビス止め方式で施工が簡単、確実です。
■ 150・200㎜用は専用ブラケットを採用。取付が簡単で施工がスムーズに進みます。
■ 貼付け寸法が、仕上面から12mmと薄く、内壁面、天井面に違和感を与えません。
外壁タイプの規格品に、フラット仕様専用の化粧見切材を使用することでエキスパンションジョイントカバーと外壁面の凹凸を無くし、すっきりとした外観に仕上げる事が可能です。しかも、外壁タイプの可動性能を損なう事もありません。
■ 屋根と屋根は製品幅 350㎜~1200㎜
■ 屋根と外壁は製品幅 200㎜~1000㎜
■ X方向可動量50%を実現
■ 雨水がより侵入しにくくする為に、躯体の飲み込みを従来品より深くしました。
■ 可動コーナーカバー(オプションパーツ)使用で、Y方向の可動にも対応。
地盤に対して水平方向で、クリアランスに対してせん断方向(長手方向のズレ)の動きに対応する為に、各部位に合わせたパーツを使用することで、エキスパンションジョイントカバーがよりスムーズに建物の変位に対応します。
エキスパンションジョイントのクリアランス部は、建築物を貫通して設けられていることから、防火上の耐火性能が求められます。耐火性能はエキスパンションジョイントカバーにとっては重要なオプション性能となりますが、耐火帯には高い耐熱性能をもった、安全でクリーンなアルカリアースシリケートウールを使用しています。
エキスパンションジョイントカバーと耐火帯をあわせてご使用いただくことで耐火性能に対応することができます。
当社は、アルミニウムとステンレスタイプに、日本エキスパンションジョイント工業会の品質審査委員会で審査を受け、遮炎性能仕様、遮炎性能及び遮熱性能仕様の適合品番号を取得しています。
◆遮炎性能
試験体
●耐火帯(アルカリアースシリケートウール)(12.5mm)
●試験体:高さ2500mm、幅3500mm
●EXP.J.開口部:長さ1800mm、クリアランス900mm
判定基準
●加熱開始後20分間、構造強度上有害と認められる変形・破壊・脱落などの変形が生じ、加熱面以外の面に火炎を出さないこと。
●加熱開始後1時間、加熱面以外の面に火炎を出さないこと。
結 果
●試験体に1時間加熱し、過熱時に非加熱面側から火炎を出す原因となるき裂その他の損傷が無かったことから、「遮炎性能」合格とする。
◆遮炎性能及び遮熱性能
試験体
●耐火帯(アルカリアースシリケートウール)(25mm)
●試験体:高さ2500mm、幅3500mm
●EXP.J.開口部:長さ1800mm、クリアランス900mm
判定基準
●加熱開始後20分間、構造強度上有害と認められる変形・破壊・脱落などの変形が生じ、加熱面以外の面に火炎を出さないこと。
●加熱開始後1時間、加熱面以外の面に火炎を出さないこと。
●加熱開始後1時間、加熱面以外の面の全体について平均した場合の温度、摂氏140度に初期温度を加えた温度をこえないものとする。
また、加熱開始後1時間、加熱面以外の面のうち最も温度が高い部分の温度、摂氏180度に初期温度を加えた温度をこえないものとする。ただし、外壁で屋内から加熱した場合の裏面温度についてはこの限りでない。
結 果
●試験体に1時間加熱し、加熱時に非加熱面側から火炎を出す原因となるき裂その他の損傷が無かった。
また、加熱面以外の面の平均した温度は137℃(規定値:140℃+初期温度31℃)、最も高い温度は208℃(規定値:180℃+初期温度31℃)。
加熱面以外の面の平均した温度及び最も高い温度とも規定値を超えることはなかったことから、「遮炎性能」及び「遮熱性能」合格とする。
可動量を超えた建物の激しい動きや激しい地震時に、カバー材が落下するのを防ぐため、ビルジョンには安全ワイヤーがあります。必ず、取り付けを行ってください。