みなさんも、軽井沢や鎌倉や京都、歴史的な観光地などで、コンビニエンスストアや店舗の看板(サイン)が
いつも見慣れた赤・緑・青・黄色のようなはっきりした色調ではなく、茶色など落ち着いた色になっているのを見かけたことがあるかもしれません。
都市や地域の景観は、そこに住む人々の暮らしの質を高め、訪れる人々に心地よい印象を与える重要な要素となっており、
近年では、全国の自治体で「景観条例」が制定され、建築物の形状や高さだけでなく、色彩にも細かな基準が設けられるようになりました。
その色の基準の多くは、「マンセル表色系」に基づいて指定されています。

マンセル表色系は、色を「色相(Hue)」「明度(Value)」「彩度(Chroma)」
の3つの要素で数値化する国際的な色の表現方法です。
たとえば「10YR 7/4」という表記は、黄赤系の色相(10YR)、
明るさを示す明度(7)、鮮やかさを示す彩度(4)を意味します。
この表色系は、日本工業規格(JIS Z 8721)にも採用されており、
地域の自然環境や街並みとの調和を図るため、建築物の外壁や屋根の色が、指定されたマンセル値の範囲内であることが求められる場合があります。
多くの自治体では、景観形成のために使用可能な色相・明度・彩度の範囲を定めています。
また、建物の外壁に使用する色は、基本色・強調色・アクセント色に分類され、それぞれ使用面積の制限があります。
たとえば、アクセント色は外壁面積の1/20以下に限定されるなど、景観への配慮が求められます。
軽量で耐久性に優れ、加工性にも富んだアルミ建材は、現代建築において欠かせない素材です。
また、持続可能な社会、脱炭素への取り組みの中で、木造建築への関心が高まっており、増加の一途をたどっておりますが、
外壁など、腐食や劣化観点からアルミ建材との使い分けなども増えてきています。
理研軽金属工業では、アルマイト仕上げ・焼付塗装仕上げのほかに、木目調シートのバリエーションも豊富に取り揃えております。
当社の製品は、以下のような景観対応を行っています。
製品ごとに近似マンセル値(参考値)を設定し、設計者や施工業者が条例対応をスムーズに行えるよう支援しています。
これは、申請書類の作成や自治体との協議を円滑に進めるための重要な情報です。
景観条例では、自然環境との調和が重視されるため、当社では木目調やアースカラーなど、自然素材に近い色調の製品ラインアップを充実させています。これにより、都市部だけでなく、歴史的景観地区や自然豊かな地域でも採用しやすい製品を提供しています。
アルミニウムは耐久性に優れた素材ですが、塗装や表面処理によって色の安定性を高めることが重要です。
当社では、長期にわたって色調が変化しにくい表面処理技術を採用し、条例に適合する色彩を維持できる製品を提供しています。
設計段階での色彩確認や条例対応を支援するため、当社ではBIM・CADデータを公開しています。
その他にも、サンプルもご用意しておりますので、設計者は製品の色調や質感を事前に確認し、条例に適合するかどうかを判断しやすくなります。
理研軽金属工業のアルミ建材は、商業施設、マンション、ホテル、駅・空港、庁舎、公共施設など多様な建築物で採用されており、
デザイン性と機能性を兼ね備えた製品として高く評価されています。
景観条例におけるマンセル値の理解と対応は、建築設計においてますます重要になっています。
理研軽金属工業では、アルミニウム建材の可能性を最大限に活かし、都市の美しさと調和を支える製品づくりを続けています。
景観と調和する建材選びに、ぜひ理研軽金属工業のアルミ建材をご検討ください。
製品のマンセル値については、以下リンクよりご覧いただくか、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
理研軽金属工業が提示する複合皮膜・シート仕上げの近単似色は参考値であり、個人差や印刷・デバイス環境により実際の色と異なる場合があります。
マンセル値は近似単色の値であり、参考値としてお考えください。ご採用に際しては必ず現物サンプルにて色見をご確認ください。