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JIS H 8601 1999(抜粋) アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜 JIS H 8602 2010(抜粋) アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化塗装複合皮膜AA20AA2520以上25以上参考適用環境過酷な環境で、かつ、紫外線露光量の多い地域の屋外過酷な環境の屋外一般的な環境の屋外屋内AA5AA65.0以上6.0以上主な用途例反射板、家電部品(内部)など台所用品、日用品、家電部品、装飾品、家具部材、車両内装、建築部材(屋内)など台所用品、車両外装、土木・建築部材(屋外)、船舶用品などキセノンランプ式促進耐候性試験キャス試験試験時間h12040001202000721000350AA10AA1510以上15以上耐候性a)サンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験30001500750250等級AA33.0以上皮膜厚さの等級AA3AA5AA6AA10AA15AA20AA25複合耐食性複合耐食性試験b)紫外線蛍光ランプ式促進耐候性試験240240240‌海浜とは、海岸線から300m以内の地域(飛来する海塩粒子の影響が最も激しい地域)をいう。‌沿岸とは、海岸線から300mを超えて2km以内の地域(飛来する海塩粒子の影響が比較的大きい地域。ただし、南西諸島の島は、海岸線から2kmを超え‌ても、すべてこの区分に入れる。)をいう。工業地域とは、生産活動に伴って、大気汚染物質[硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、降下ばいじんなど]‌を発生する地域をいう。都市地域とは、商業及び生活活動に伴って大気汚染物質を発生する地域をいう。‌田園地域とは、大気汚染物質の影響が少ない地域をいう。‌紫外線露光量の多い地域とは、亜熱帯海洋性気候に類似した地域をいう。この規格は、アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜(以下、皮膜という。)に関する全般的な規格であり、品質及び試験方法を規定する。ただし、この規格は、次のものを除く。a)‌‌バリヤー皮膜b)‌‌塗装又はめっきの下地皮膜c)‌‌JIS‌H‌8603に規定する硬質陽極酸化皮膜この規格で用いる主な用語の定義は、JIS‌H‌0201による。6.1 外観及び色6.1.1 外観‌皮膜の外観は、有効面上に、きず、表面上のむら、粉ふきなどの用途上有害な欠陥がないものとする。外観の品質は、6.1.2 色とその許容範囲‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌--BC  Interior Material  6.2 皮膜厚さ6.2.1 皮膜厚さの等級6.2.2 皮膜厚さの等級と主な用途例備考‌用途上必要な場合は、受渡当事者間の協定によって平均皮膜厚さの等級によらず、最低皮膜厚さを取り決めてもよい。この規格は、アルミニウム及びアルミニウム合金の展伸材の素地の防食、美観などを目的として施す陽極酸化塗装複合皮膜(以下、複合皮膜という。)について規定する。3.1 陽極酸化塗装複合皮膜複合皮膜の種類は、複合耐食性及び耐候性によって区分し、表1の4種類とする。‌なお、種類は、複合耐食性及び耐候性の両方の性能を満足しなければならない。必要に応じて受渡当事者間で合意した標準見本又は限度見本によって行ってもよい。色とその許容範囲は、受渡当事者間の協定によって取り決める。色とその許容範囲の品質は、必要に応じて受渡当事者間で合意した標準見本又は限度見本によって行ってもよい。皮膜厚さは、平均皮膜厚さ‌(μm)によって表し、表2に適合しなければならない。なお、皮膜厚さの等級は、製品の用途及び使用環境などを考慮して選択するが、受渡当事者間で特別な協定がない限り、表2による。皮膜厚さの等級は、製品の用途及び使用環境を考慮して選択するが、受渡当事者間で特別な協定がない限り、表3による。なお、用途によって特別な皮膜厚さが要求される場合は、表2に規定する平均皮膜厚さの等級にない平均皮膜厚さを決めてもよい。アルミニウム及びアルミニウム合金に平均皮膜厚さ5μm以上の陽極酸化処理を施した後、塗装を施すことによって陽極酸化皮膜の性能に塗膜の性能を付加して、耐食性、耐候性、装飾性などの品質を更に向上させた皮膜。注記‌‌主として塗膜の付着性を向上させるための下地処理として平均皮膜厚さ5μm未満の薄い陽極酸化皮膜を施し、その上に塗装を施したものは、複合皮膜には含まれない。52表2-皮膜厚さの等級平均皮膜厚さ(μm)備考‌定められた平均皮膜厚さの80%に満たない測定点皮膜厚さがあってはならない。表3-皮膜厚さの等級と主な用途例表1-陽極酸化塗装複合皮膜の種類種類A1A2注記1‌JIS‌H‌8602:1992で規定している種類との比較を附属書Cに示す。‌‌注記2‌適用環境において、“過酷な環境”とは、腐食・劣化の激しい地域で海浜及び沿岸をいい、“一般的な環境”とは、工業地域、都市地域及び田園地域をいう。‌‌‌‌‌‌‌注a)‌耐候性は、キセノンランプ式促進耐候性試験又はサンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験のいずれかの試験を行う。 b)‌複合耐食性試験は、紫外線蛍光ランプ式促進耐候性試験を行った後、キャス試験を実施する。1. 適用範囲3. 定義6. 特性及び品質1. 適用範囲3. 用語及び定義 4. 種類技術資料

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