parakasa
54/64

14章 金属工事54Aluminum Coping14.1.3 工法14.1.4 養生その他この章は、各種金属の表面処理、金属製品の製作及び取付け工事に適用する。また、1章[各章共通事項]と併せて適用(1) 金属工事に用いる材料は、所定のものであること。 (2) 製品は、所定の形状及び寸法を有し、所定の位置に堅固に取り付けられていること。(3) 製品は、所要の仕上り状態であること。 (1) 製品等を取り付けるための受材は、構造体の施工時に取り付ける。ただし、やむを得ずあと付けとする場合は、次により、防水層等に損傷を与えないよう、特に注意する。 (ア) (1)の受材を、あと施工アンカーの類とする場合は、十分な耐力を有するものとする。(イ) あと施工アンカーの穿孔時に鉄筋に当たった場合は、受材の取付けに有効で、かつ、耐力上支障のない部分に穿孔位置を変更する。 (ウ) (イ)で使用しない孔は、モルタル等を充填する。 (エ) あと施工アンカーの施工後の確認は、引張試験とし、次による。ただし、軽易な場合は、監督職員の承諾を受けて省略することができる。 (a) 引張試験にて確認する強度は、あらかじめ1.2.2[施工計画書]の品質計画において定める。 (b) 試験方法は、あと施工アンカー(a)で定めた強度まで引張るものとする。 (c) 判定基準は、(a)で定めた強度を有する場合を合格とする。 (d) 1ロットは、同一施工条件で施工されたものとする。 (e) 試験の箇所数は、1ロットに対し3本とし、ロットから無作為に抜き取る。 (f) ロットの合否判定は、ロットの全ての試験箇所が合格と判定された場合に、当該ロットを合格とする。 (g) 不合格ロットが発生した場合の措置は、次による。 ① 直ちに作業を中止し、不合格の発生原因を調査して、必要な改善措置を定め、監督職員の承諾を受ける。 ② 不合格ロットは、さらに、そのロットの20%を抜き取り、試験箇所の全てが合格すれば、ロットを合格とし、 なお、試験方法及び判定基準は(b)及び(c)による。 ③ 試験の結果、不合格となったあと施工アンカーは、切断等の措置を行い、(ア)から(ウ)までにより、 (2) 異種金属で構成される金属製品の場合は、適切な方法により接触腐食を防止する。(1) 金属製品は、必要に応じて、ポリエチレンフィルム等で養生を行い搬入する。 (2) 取付けが終わった金物で、出隅等の損傷のおそれがある部分は、当て板等の適切な養生を行う。 (3) 工事完成時には、養生材を取り除き清掃を行う。(1)アルミニウム及びアルミニウム合金の表面処理は、表14.2.1により、種別は、特記による。不合格の場合は、そのロットの全てに対して試験を行う。新たに施工し、さらに、(b)及び(c)による引張試験を行う。 ■ 令和4年版 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)〔抜粋〕1節 共通事項14.1.1 一般事項 する。14.1.2 基本要求品質2節 表面処理14.2.1 アルミニウム及びアルミニウム合金の表面処理技術資料

元のページ  ../index.html#54

このブックを見る